
極めて禁欲的なのに、とてもとても豊か。
かたちと色が、はじけてまざる。
厳しくも、優しくもある、ルーシー・リーの視線を感じた。
その日は、そのまま最寄駅で下車せずに、展覧会の余韻と、微発泡の赤ワイン、桃色のケーキを抱えて、何駅か向こうに暮らす夫婦の許を訪ねた。
急な訪問だったにも拘らず、食卓はご馳走でいっぱい。
1歳5か月になった娘が、人なつこくて、それはもうかわいらしい。
お酒も大いに進み、あっという間の終電車。
帰宅して、もう一杯とハイボールを拵え、あげく、翌日にうっすらと頭痛を残したことは、ここだけのひみつ。
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